化粧品にも”賞味期限”があるのをご存知ですか?
ところがスキンケア商品の”使用期限”には意外と無頓着…ということはありませんか?
スキンケア商品や化粧品には水をはじめ、放置しておくことで劣化したり腐ったりする原料は必ず含まれています。
いくら防腐剤が含まれていたとしても、絶対に腐らないということではありませんよね。
肌を美しく見せるための化粧品であるはずが、腐って雑菌が増えているものを使用すればニキビだけでなく、様々な肌トラブルの原因になってしまいます。
ところで化粧品のパッケージやボトルを見ると「M12」などの記載がありますが、この”M”というのは月のこと。
つまり「M12」であればその商品の使用期限は開封後12ヵ月だと言うことです。
使用期限が書かれていない化粧品はいつまでも使える?
ところが化粧品によって使用期限がすべて記載されているわけではありません。
実はすべての化粧品に使用期限の表記が義務付けられているわけでなく、薬事法の61条で定められているものに関してのみ使用期限を記載する義務があるのです。
具体的に薬事法の61条で定められている化粧品とは、「アスコルビン酸などの塩類または酵素を含有する化粧品」や「製造または輸入後適切な保存条件のもとで3年以内に性状および品質が変化するおそれのある化粧品」のことを言いますが、反対にそれ以外のものは使用法の表記義務はありません。
しかしだからと言って使用期限が表記されていなければいつまでも使える、というわけではもちろんありません。
使用期限が明記されていない化粧品やスキンケアアイテムの場合、未開封の状態で製造後3年までに使い切るようにしましょう。
化粧品の劣化を防ぐためのポイント
先ほど「未開封の状態で製造後3年」が使用期限のボーダーラインとお伝えしましたが、実際には保存状態によって化粧品の安全性は大きく違ってきます。
例えばクリームの蓋を開けたままで放置しておくと、雑菌が付着してニキビの原因にもなってしまいます。
他にもボトルに直接指を入れるなどはスキンケアアイテム内に雑菌を増やすことにもつながるので、スパチュラなどの専用のヘラを使うように注意しましょう。
また直射日光を当てないこと、高温の場所に保存しないこと、使い切りのものを何度も使い分けるなど二次使用をしないことも大切です。
まとめ
美しくなるための化粧品でニキビを増やすなんて絶対に避けたいところ。
化粧品やスキンケアアイテムの使用期限や保管方法は意外と見落としがちですが、ご紹介したポイントを守って賢く使い切るようにしてくださいね。