food_teppanyakiニキビ予防や美肌、美容に必要な栄養素として、ビタミンやミネラルを連想する人は多いもの。

ところがニキビをはじめとする様々な肌トラブルのケア、緩和にはタンパク質が不可欠であることをご存知でしょうか?

肌の土台を作るタンパク質が不足している人は年々増加傾向で、もしかするとあなたのニキビもタンパク質不足が原因かもしれません。

タンパク質とニキビの関係

私達の身体に不可欠なタンパク質

手っ取り早く痩せられる、と若い女性を中心に「糖質制限」ならぬ「タンパク質抜きダイエット」をしている人がいます。

確かに野菜に比べるとカロリーの高い肉や魚などのタンパク質ですが、実は肌を作っているのはこのタンパク質だと言っても過言ではないのです。

人間の身体は水分を除くと、実に約60%がタンパク質。

私達の肌や身体を作るタンパク質は1種類ではなく、約10万種類ものタンパク質から構成されています。

そしてこの約10万種類ものタンパク質は、20種類のアミノ酸によって構成され、肌、爪、髪の毛、筋肉、内臓などの原料となっています。

タンパク質が不足するとニキビができやすい理由

肌を作るタンパク質が不足すると、肌の新陳代謝を妨げることがニキビになりやすい大きな理由です。

肌の新陳代謝が正常に行われないと古い角質が肌に蓄積してしまい、角質肥厚の状態となって毛穴を塞ぎ、ニキビができやすい環境に。

また肌の保湿に大きな影響を与えるコラーゲンもタンパク質の一種ですが、タンパク質が不足するとコラーゲンが不足し、肌が乾燥しやすくなってしまいます。

肌が乾燥すると肌の新陳代謝が正常に行われなくなるので、正にタンパク質不足はニキビの原因となってしまうのです。

そしてタンパク質は女性ホルモンの大切な栄養源であるため、不足するとニキビだけでなく、肌のハリやツヤがなくなり、シワやたるみが起こりやすいという側面も…。

タンパク質不足が招くニキビ以外の症状

1.筋肉量の減少

ダイエットのためにタンパク質を抜く人もいますが、タンパク質が不足すると筋肉を分解してエネルギーを得ようとし、筋肉量が減ってしまいます。

筋肉量が減ると基礎代謝が下がるため、かえって痩せにくく、太りやすい身体になってしまうのです。

2.ニキビ以外の肌トラブルや髪の傷み

前述の通りコラーゲンはタンパク質からできており、タンパク質が不足すると肌の弾力の低下、シワやたるみの原因に。

また髪の毛の大部分はケラチンというタンパク質でできており、タンパク質が不足すると枝毛や切れ毛、さらに薄毛の原因になってしまいます。

3.集中力の低下

やる気を出すために必要なドーパミンや幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンなどの神経伝達物質は、主にタンパク質からできています。

そのためタンパク質が不足して神経伝達物質が上手く働かなくなると、無気力になったり、集中力の低下につながったりすることも。

それによって仕事や勉強がはかどらなくなったり、能率が悪くなったりすることもあるのです。

ストレスへの耐性もタンパク質は大きな影響を与えており、忙しい現代人の心にも大変重要な役割を果たしています。

4.免疫力の低下

タンパク質は身体の免疫力にも大きな影響を与え、不足すると抵抗力が下がって風邪をひきやすくなるということも分かっています。

ニキビを防ぐために必要なタンパク質の量

厚生労働省が発表している「国民健康・栄養調査」の結果では、1995年と2011年を比較すると、20歳以上の日本人1人の1日当たりの平均摂取エネルギーは、2,042calから1,846calへと減少しています。

年月の経過とともに様々な栄養素が不足する中でも、特に減少が大きいのがタンパク質。

では一体、1日にタンパク質はどの程度摂取すれば良いのでしょうか。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2015」では、一日に必要とされるタンパク質の量は成人男性で50g、成人女性で40gと発表されました。

しかし肉や魚にはタンパク質以外の栄養素も含まれているため、肉や魚を上記の量食べれば良い、というわけではありません。

目安としては1食あたり手のひら1枚分のタンパク質を摂るようにしましょう。

良質なタンパク質を摂るのにおすすめの食品

タンパク質というと肉や魚をイメージする人が多いですが、中でも良質なタンパク質源として近年注目されているのが、卵。

必須アミノ酸が多く含まれ、ビタミンやミネラルも豊富な卵はニキビ予防に効果が期待できる食品です。

昔はコレステロールが高く、食べ過ぎると身体に良くないと言われていた卵ですが、最近の研究では卵には善玉コレステロールが多いため、身体への悪い影響はほとんどないと言われています。

ただし卵だけでなく肉や魚、大豆食品、乳製品をバランスよく摂ることが大切ですので、卵だけを食べ過ぎることはないようにしてくださいね。

ちなみに他に高タンパクな食材としては牛肉や豚肉の赤身、鶏の胸肉がおすすめです。

まとめ

現代人に多いタンパク質不足の食事は、ニキビを招く原因になっていることをお分かりいただけたかと思います。

タンパク質に含まれる必須アミノ酸は体内で合成することができないため、普段の食事でバランスよくタンパク質を取り入れることが大切です。

ダイエットや偏食などでタンパク質が不足していると感じる人は、タンパク質を摂ることでニキビ予防をしてみませんか?