ゆらぎ肌とは？
近年女性誌などで目にする機会が多くなった「ゆらぎ肌」。
ところがゆらぎ肌がどのような状態を指すのか、意外に知らない人も多いものです。
ゆらぎ肌とは外気の変化に肌が対応するために起こる肌質の変化のことで、ニキビや吹き出物のほか、乾燥やくすみを引き起こします。
肌は常に外気から身を守るクッションのような役割なので、気温や湿度、その他の外的環境が変化するとお肌もゆらいでしまうのです。
ゆらぎ肌は四季のある日本だからこそと言うことができますね。
ちなみに肌のゆらぎはバリア機能が衰えると起こりやすくなるため、加齢とともに悪化するとも言われています。
そのため「昔に比べると季節の変わり目に肌荒れがしやすくなった…」という人はしっかりとした対策が必要です。
ゆらぎ肌によるニキビの原因と対策
1.気温と湿度の変化に気をつける
暑い外から冷房の利いた涼しい室内へ、また反対に寒い外から暖房の利いた温かい室内へ、という行動は急激な血流の上昇や低下を引き起こし、肌のゆらぎを促進させる原因に。
また湿度が上がる春から夏は皮脂の過剰分泌で毛穴を詰まらせ、湿度が下がる秋から冬は乾燥を招いて角質肥厚となってニキビができやすくなってしまうのです。
そのため特に乾燥が気にならない人でも、肌のゆらぎが起こりやすい春と秋には保湿対策には徹底して取り組みましょう。
2.花粉やハウスダストを引き寄せない
春はもちろん、秋も花粉やハウスダストの影響を受けやすい季節。
秋の花粉症を引き起こす植物は数十cmの高さのものがほとんどのため、春のものよりも飛散が広範囲に及ばないという特徴があります。
そのため出来る限りアレルゲンを発生させる植物から遠ざかり、ご自身がどのようなアレルギーを持っているかのアレルギーチェックを受けることもおすすめします。
また外出時には花粉症対策のマスクをつけるなど、肌のバリア機能を低下させない習慣を定着させましょう。
また秋から冬にかけては羽毛布団やウールの服に触れる機会が多くなり、ハウスダストが発生しやすい環境です。
常に窓を閉め切っているとハウスダストがより溜まりやすいので、毎日の換気を心がけましょう。
3.通年の紫外線対策はマスト
春に紫外線量が大幅にアップすることはご存知の方も多いですが、春から夏に比べると紫外線量が減る秋はどうしてもチェックが甘く なりがちです。
ところが夏のダメージをたっぷり受けた秋の肌は紫外線の影響を非常に受けやすく、バリア機能も低下しています。
また夏に紫外線を浴びて疲れた肌にできたニキビは、修復が間に合わずニキビ跡として定着しやすいとも言われています。
そのため春や夏だけでなく、秋も引き続き紫外線対策には気をつけましょう。
まとめ
四季のある日本だからこそ起こるゆらぎ肌。
ゆらぎ肌を防ぐためには気温と湿度の急激な変化には気をつけて保湿を徹底すること、できるだけ花粉やハウスダストを寄せ付けない生活をすること、紫外線量が減少する季節でもしっかりとUVケアをすることの3点を気をつけましょう。
季節の変わり目でもニキビや肌トラブルのない、健康的な肌作りを目指してくださいね。
