ニキビケアと言えば、誰もが知っている認知度の高い「ビタミンC」ですが、成分名を知っていてもどんな効果があるか理解している人は少なく、なんとなく使っている方が大半。
何も知らずに使用してもニキビが改善する場合もありますが、「この成分はこんな効果があるんだ!」と理解した上で使用する方が、より効果が期待できる上に、今後のスキンケア対策の目安になります。
今回はニキビケアの代表成分「ビタミンC」の期待できる効果を紹介しましょう。
ビタミンCの効果
「乾燥ニキビ」「皮脂ニキビ」「大人ニキビ」「思春期ニキビ」「ニキビ痕」
ニキビにもたくさん種類があるのは皆さんご存知だと思います。
種類によって、お手入れを合わせないと肌トラブルは改善しにくいですが、ビタミンCはどんな種類のニキビにも効果が期待出来るのです!
過剰な皮脂を抑える
もともと脂性肌の方や10代の思春期は、皮脂を余分に分泌する量が多く、毛穴を詰まらせてニキビが出来てしまいがち。
ビタミンCは必要以上に皮脂を分泌しないように抑えることができます。
炎症を落ち着かせる
過剰な皮脂を放置すると、脂を好むアクネ菌などの細菌が繁殖し、肌に炎症をおこし赤く腫れたニキビに。
ビタミンCは、そんなニキビの炎症を抑えて落ち着かせることができます。
メラニン生成を抑える
紫外線などの影響でメラニン色素を排出し、ニキビが出来てしまった所にシミのような痕が残ってしまうことも!
ビタミンCは、色素を作る工場「メラノサイト」の動きを止めたり、出来てしまったニキビ痕を薄く還元する働きが期待できます。
セラミド合成促進効果
ビタミンCには、肌の潤いを溜め込む「セラミド」を合成し、肌をプルプルに。
「大人ニキビ」など乾燥が原因で出来たニキビにも最適な事が分かります。
摂取方法
私達にとって「ビタミンC」は重要な栄養素ですが、体内で作り出す事ができない為、食事やサプリメント等で摂取する方法しかありません。
ここではビタミンCを多く摂取できる食材をご紹介します。
- 赤パプリカ 170mg
- 黄パプリカ 150mg
- 芋キャベツ 160mg
- パセリ 120mg
- ゴーヤ 76mg
- レッドキャベツ 68mg
- レモン 100mg
- 柿 70mg
- キウイフルーツ 69mg
- イチゴ 62mg
ビタミンCの弱点
ニキビ以外にも様々な効果に期待できる素晴らしいビタミンCですが、残念ながら弱点が…。
力を発揮する前に壊れてしまう
熱や光などの刺激に弱く、すぐに酸化してしまう性質の為、効果を発揮する前に壊れてしまうことが多いです。
その為、「ニキビを治したい」と思ってビタミンCを取り入れていても、結局意図した場所に届く前に壊れてしまうので、効率よく摂取するのはとても難しいのです。
たくさんの量を摂取したとしても、汗や尿と一緒に流れてしまう為、体内で蓄積する事ができず、ほとんど無駄になってしまうことも。
強くなった「ビタミンC誘導体」
せっかくの万能の力を持ちながら、その力を発揮する事なく壊れてしまう事が多かったビタミンCを、人工的に改良し欠点をカバーしたのが「ビタミンC誘導体」
ビタミンCよりも肌の浸透率が格段にアップし、肌内部に浸透した後に酵素の力でビタミンCへと変化する特徴がある為、新鮮な成分を意図的な場所にしっかりアプローチする事が可能になりました。
まとめ
女性にとってニキビ以外にもたくさんの美容効果が期待できる万能な成分「ビタミンC」
しっかり成分の効果を理解して上手に取り入れましょう。