正しい洗顔をしているのにニキビが治らない。
食生活にも気を付けているし、いったい何が原因なんだろうと悩みを抱えていませか?
実はそのニキビ、ちょっとしたことが原因で悪化している可能性があるんです。
それは、顔を拭くタオルや手に付着している菌。
肌に触れるものをすべて清潔に保つことはニキビを治すための基本的な対策です。
ハンドタオルはこまめに洗濯する
洗顔後に顔を拭くタオルは必ず毎日取り換えましょう。
乾燥している時期はそんなに気を使わなくても大丈夫ですが、夏など湿気が多く暖かい時期は菌があっという間に繁殖してしまいます。
ニキビができて敏感なお肌に菌が付着してしまうと余計悪化させる原因に。
湿ったままにしておくのも良くないので風通しの良い場所で乾かして菌の繁殖を防ぎましょう。
洗顔前には必ず手を洗う
意外と忘れがちなことですが、手には見えない菌がうじゃうじゃ付着しています。
そのままの状態で洗顔をしている方は顔に菌を塗り広げてしまっている可能性があります。
手のひらだけではなく、手の甲、手首までしっかり手洗い用洗剤で洗い、清潔な状態の手でスキンケアを始めましょう。
また、洗顔時以外でも癖で顔やニキビを触ってしまう方も注意が必要です。
ニキビを触った手で別の場所を触るとアクネ菌が移りニキビが広がってしまいます。
過度に神経質になるのもストレスのもとですので良くないですが、触る回数が多い人は気を付けましょう。
すべての菌が悪いわけではない
ここまで菌の繁殖は良くないという話をしましたが、顔や手に潜んでいる菌のすべてが悪質という訳ではありません。
肌には常在菌と言って、20種類、個数で言うと数百億もの菌が住んでいます。
もちろんこの中には肌に悪い雑菌も居るのですが、中には肌の状態を健やかに保つための細菌も存在しています。
特に表皮ブドウ球菌は美肌菌と呼ばれていて、ニキビの出来にくい肌にするためには必要な菌です。
洗顔を何度も行ったり殺菌力の強い洗剤を使うと良い菌まで死滅さえてしまう可能性があります。
大切なのは肌に取って良い菌まで洗い流さないように洗顔を最小限にすることです。
肌に必要な菌と上手に付き合っていくことでニキビを治し美肌に近づけることができるのです。
まとめ
実は日常生活での何気ないしぐさから菌が繁殖しニキビの原因になっていることもあります。
外用薬や食生活で改善しようとしてしまいがちですが、雑菌を極力顔に繁殖させず美肌菌だけを残すことがニキビ改善への第一歩です。
基本的で簡単なことですので今日から気を付けてみてくださいね。