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「モデルの○○は毎日水を2L飲んでいる」など、水分を積極的に摂取する美容法がもてはやされています。

その一方、水分の取りすぎはむくみや冷えを引き起こし、かえって美容には良くない、などの情報を目にすることも。

ニキビが気になる人にとって、結局水分はたくさん摂った方が良いのでしょうか?

水分の取りすぎにはご注意を

結論から言うと、水分の取りすぎはニキビには良くありません。

水、お茶、コーヒーなどの種類を問わず、過剰な水分摂取は肌代謝を低下させ、ニキビの原因となるからです。

水分をたくさん摂ると身体が浄化するような気がしますが、実際は必要な分以外は尿として排出されるだけであり、飲めば飲むほど美しくなる、ということはありません。

そればかりでなく、過剰な水分摂取は胃や腎臓機能に影響を及ぼし、胃痛やむくみなどの原因にもなるのです。

一日にどれくらい水を飲めば良い?

現代人は水分を摂りすぎる傾向があると言われていますが、1日に必要な水分量は個人差があるのが実際のところです。

なぜなら1日の運動量や汗の量は人それぞれで、冬よりも汗をかきやすい夏は多めの水分補給が大切であるなど、季節によっても異なります。

そのため1日に○Lの水を飲む、などの基準を設けるのは危険があるのです。

摂取する水分の目安としては、喉が渇いた時に喉が潤う量だけ飲む、ということ。

喉が渇いていないのに水を飲む、口さみしいからお茶を飲む…などは控え、喉の渇きを感じた時に適量摂るようにしましょう。

飲物の選び方にも注意が必要

美容や健康のために食べ物には気を配っていても、飲み物には無頓着な人は少なくありません。

ところがニキビ予防には飲み物の選び方も大変重要です。

まず気をつけたいのは、糖分がたっぷり含まれている清涼飲料水。

糖分の過剰摂取はニキビの原因になりますが、甘い飲みものには砂糖がたっぷりと含まれています。

「カロリー0」「カロリーオフ」の飲料も砂糖を人工甘味料に変えただけであり、ニキビのできやすさが軽減するわけではありません。

成分表示に「ブドウ糖果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」などと記載があるものは、ブドウ糖と果糖を混合させた人工甘味料の一つです。

またコーヒー、紅茶、緑茶、栄養ドリンクなどのカフェインを含む飲物にも注意が必要です。

カフェインは睡眠に影響を与えるため、就寝中の肌の再生やニキビケアを妨げる危険性があります。

そのためカフェインを含む飲物は夜間は避け、1日2杯までの摂取にとどめましょう。

まとめ

水は「たくさん摂った方が良い」「摂りすぎない方が良い」など、専門家によっても見解が分かれる水分の摂り方。

ニキビケアのためには飲みすぎることなく、カフェインを含む飲物や清涼飲料水を控えることが大切です。

麦茶、黒豆茶、ルイボスティー、ハーブティーなどはノンシュガーでノンカフェインなので、普段飲むのに適しています。

水分が足りていないと逆に血液がドロドロになって老廃物の代謝が滞り、ニキビにも悪影響なので、喉が乾いたら適量の水分を摂るようにしてくださいね。