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「思春期ニキビは額にでき、大人ニキビは顎にできる」と言われることがありますが、いつも決まったところにニキビができる人は多いもの。

「体質だから仕方ない…」と諦めていたり、ニキビができやすい部分を念入りに洗顔したり…人によって取組みは様々ですよね。

ところがニキビができる場所によって、ニキビの原因を知ることができるというのをご存知でしたか?

顔に表れるトラブルは内臓の不調を知る鏡

中国医学の診断法の一つで「望診法(ぼうしんほう)」というものがあります。

この方法は「顔に表れるトラブルは、内臓の不調を表している」という考え方のもとで生まれました。

望診法では顔に表れたトラブルを観察することで、その原因となる健康状態や内臓の状態を診断します。

内蔵の状態によって顔の特定の場所に肌トラブルが表れることがあり、それはニキビや吹き出物だけでなく、乾燥やかゆみとなって表れることもあります。

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出典:看護roo!

具体的な内蔵の不調と肌トラブルの関係は上記の図を見てみましょう。

いつもニキビが同じ場所にできる人は、食生活や生活習慣などから特定の内臓に負担がかかっている可能性があるのです。

額のニキビの原因とポイント

額のニキビは腸に老廃物が溜まり、身体の回復力が鈍くなっているサインの可能性があります。

便秘や下痢に悩まされるなど、腸内環境が悪化していませんか?

対策としては食物繊維が豊富に含まれるごぼう、さつまいも、りんご、バナナ、わかめなどの海藻類、えのきなどのきのこ類や、味噌、キムチ、納豆などの発酵食品を積極的に摂るようにしましょう。

頬のニキビの原因とポイント

頬にできるニキビは肺に老廃物が蓄積していることや、精製された小麦粉を過剰に摂っていることが原因の可能性があります。

クッキーなどの焼き菓子、パン、うどん、パスタなどの粉ものを控えることや、姿勢を良くして深呼吸をするなどの習慣を取り入れてみましょう。

顎のニキビの原因とポイント

顎のニキビは子宮や卵巣などに負担がかかっていることが原因として考えられています。

「女性の大人ニキビは顎にできることが多い」と言われるのはホルモンバランスの崩れが顎に表面化しやすいからと言えるでしょう。

また乳製品を摂りすぎると顎にニキビができやすいとも言われています。

乳製品の摂りすぎには気をつけて身体を温めるショウガ、ネギ、ニンニクなどを積極的に摂ることや、しっかりと浴槽に浸かって身体を温めるなどを心掛けましょう。

まとめ

ニキビはご自身の身体や健康状態を知るバロメーターにもなり得ることが、お分かりいただけたでしょうか。

ご紹介した望診法を知ることで、ニキビができてもその原因を把握して焦らず対処することができるはず。

いつも同じ場所にニキビができる人は、対応する内臓に負担をかけていないか振りかえってみて下さいね。